nonbiri nohohon

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憧れの山「三嶺」で予定外の雨トレッキング(高知県香美市、徳島県三好市)
Date:
2024.9.14(土)
Place:
三嶺(標高1,894m/高知県香美市、徳島県三好市)

登山を始めてもう何年も経つのに(もっと言ったら子供の頃から親に連れられ何度も登山してるのに)累積標高差1000mを超える山行をまだしたことが無く、どうせなら以前から登ってみたいと思っていた憧れの山、三嶺(みうね、さんれい)にチャレンジしたお話です。

10月に南アルプスの中でも比較的アルプス初心者向きと言われている仙丈ケ岳に登る予定だったのですが、それが累積標高1000m超え。さすがにいきなりアルプスで挑むのはどうかと思い、同程度の距離・累積標高差の山を事前に登ってみたかったんです。

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ちょうど一か月前、両親と剣山ゆるゆる小屋泊登山をした際に登山道や山頂から見ていつか登りたいなと何度も思っていたのですが、まさかすぐ実現できちゃうとは。

70代両親と一緒に剣山頂上ヒュッテ泊登山 – 1日目

70代両親と一緒に剣山頂上ヒュッテ泊登山 – 2日目

塔丸のときも、いつかは登れたらいいなーと憧れてました。

剣山~三嶺の稜線が一望できる山「塔丸」で笹原トレッキング(徳島県三好市)

ひたすら同じ景色が続く樹林帯の登り

深夜3時に自宅を出発。お昼から2時間くらい小雨が降りそうな天気予報だったけど、まあ少し雨に降られるくらいならいいかと決行。

三嶺の一番メジャーなコース、名頃駐車場からのピストンで登りました。

YAMAPの活動日記はこちら↓
https://yamap.com/activities/34396662

名頃駐車場は結構広かったけど、6時台に到着したら何台も停まってました。小屋泊やテン泊の人や縦走中の人も多そうです。トイレは洋式で綺麗でした。

樹林帯を抜け、山頂・三嶺ヒュッテへ

ひたすら同じ景色が続く単調な登り(ちょいちょい急登あり)を終え、やっと樹林帯を抜け、さあここから頑張って歩いてきたご褒美絶景が待っているはず!

と思ったらあっという間にガスに包まれていくー💧今にも雨が降りそうな空。まだ午前中なのに。天気予報は午後からちょっと雨かも?程度だったのに。

歩くのが速い方たちはきっと素敵な景色を見ながらここを歩けたんだろうな。ゆっくりしか登れないから仕方ないけど、正直悔しい。

ザレ・ガレゾーンや急登を登りきりなんとか山頂直下の池の分岐に到着。これが例の池かとちょっと感動するも、冷たい暴風ミストが斜面から吹き上がってきて寒いし心折れそうだし。

長い時間ひたすら登り続けたのもあり疲れていたので、まず三嶺ヒュッテ(避難小屋)で休む事も考えたけど、雨が降る前にピークを踏んでおかないと諦めて下山してしまいそう…てことでもうひと踏ん張り、そのまま山頂へ向かいました。

しかし、あっというまに「山頂どこ?」ってくらい真っ白な世界に。

「あれがピークか」と目の前にうっすら見える山らしき影に騙されながらピークを2つ越え、3度目の「これこそピークか?!」でやっと登頂できました。

山頂はもちろん真っ白でなーんも見えません。剣山から続く綺麗な稜線も見えない。それどころかとうとう雨が降り出す始末。急いで雨具一式身に着けて三嶺ヒュッテへ向かいます。

山頂からヒュッテの道中、本当ならここで「三嶺といえば」なアルプスの少女ハイジの世界(赤い屋根の小屋+池+剣山から続く稜線)が広がっているはずなのに小屋さえもほぼ見えず。残念過ぎる。

三嶺ヒュッテは大盛況で、ちょうどお昼時だったから良い匂いが漂っていました。私たちも空いてる場所に座りコンビニおむすびを食べ落ち着きます。山専ボトルでお湯持ってきとけばよかったな。温かいものが飲みたかった。

ちなみに、ヒュッテから少し離れたところにあるトイレは改装工事されたばかりらしく、確かに建物は綺麗なのですが中は・・・利用したかったけど諦めました。

誰かしらんが綺麗に使えよ。

滑りまくりで疲労困憊の下山

長めの休憩をとり体力が回復したので下山します。

池の下の岩ゾーンやザレガレゾーンは雨で濡れて滑りやすいので緊張しながら慎重に歩き、なんとか滑ることなく樹林帯まで降りてほっとしたところでいったん雨がやみ、むしろ晴れてきました。登山あるある😢

ここからはひたすら長い下りを耐えるだけだなと安心したのも束の間、樹林帯の地面は粘土質で、雨で濡れてずるずると滑る滑る・・・何度コケたことか。夫と同じタイミングで同じような形で尻もちついたときは笑ってしまいました😅

下山中遠くから「ひゃー」とか「わー」とか聞こえてきたので他の人も滑ってたんだろなあ。

コケたあと立ち上がるのも、滑るからなかなかうまく立ち上がれず。手をついたり膝をついたりしてやっと立ち上がるからもういたるところがドロドロ。

そして、一旦晴れ間が見えてもう雨は降らないかと油断した終盤に、なんと土砂降りの雨。

雨具の性能を超えたのか隙間から雨が入ったのかびしょ濡れになってしまいました。相変らず滑って転んでドロドロだしびしょ濡れだし、もう酷い😅

長い長い長ーい下りをやっと終え、登山口にもう少しで到着!というところで最後のすってんころりんをしたときはもう精神的にぐったりでした。はー、怪我せず下山出来てよかったよ。

たぶん晴れてたらもう少し楽に早く下山できたんだろうけど、慎重に歩こうと全身緊張してたから疲労困憊でした。

下山後は名頃駐車場の綺麗なトイレで下着や靴下まで全着替え。帰りに温泉に入る予定だったのでまるっと一式持っててよかったです。

ドロ洗い用の洗い場やブラシがあったので、基本ここは泥で汚れやすい山なんでしょうね。(トイレの手洗い場で洗う人がいるから外に洗い場を作った感じがしました)

我が家はマンション暮らしで気軽に泥んこなものを洗える環境がなく(汚れが酷いときは実家の庭で洗わせてもらってる)、さすがに今回の汚れ方は今すぐ洗っておかないと道具が傷みそうなので、疲れていたけど靴・雨具・トレポ等の泥を洗わせてもらいました。

やっと帰路につく頃には雨は上がり空は夕日で焼けてました。

Instagramのリールです ↓

●YAMAP/三嶺
https://yamap.com/mountains/79

とりあえず累積標高1000mを超えても体力的に大丈夫なことは分かったので目的は達成したけど、もうこれはリベンジ案件です。絶対雨がふらないであろう天気の日に!

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