nonbiri nohohon

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【2024秋】南アルプス仙丈ケ岳の手前で撤退した話②(長衛小屋でテント泊)
Date:
2024.10.18(金)
Place:
長衛小屋(山梨県南アルプス市)

2024年10月中旬、ずっと登りたかった南アルプスの女王「仙丈ヶ岳」に2泊3日で挑んでみたけれど、悪天候など諸々あって手前の「小仙丈ケ岳」で撤退したお話。1日目「長衛小屋でのテント泊」編。

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長衛小屋に到着するまでの話↓

【2024秋】南アルプス仙丈ケ岳の手前で撤退した話①(岡山→長衛小屋の移動)

長衛小屋について

岡山から7時間近い車移動の後、長野県伊那市にある戸台パークからバスに乗り、北沢峠から15分程歩き辿り着いた長衛小屋は山梨県の南アルプス市に位置している。(わたくし初めて山梨県に足を踏み入れた気がする。)

仙丈ケ岳と甲斐駒ヶ岳のちょうど中間地点にあるので、両方登る人も、どちらかだけ登る人も、ここで小屋泊かテント泊をすることでベースキャンプ型の登山が出来るのがありがたい。

●WEBサイト
https://choei.ashiyasu.com/

●Instagram
@choueigoya_official

ちなみに長衛小屋の標高は1,980m。身近に同じような標高の山があったなーと調べたら、西日本最高峰である石鎚山が標高1,982mだった。そうかー、西日本の最高地点がベースキャンプ地点になるのかー。

受付で長衛小屋オリジナル手ぬぐいを購入した。ひそかに山小屋てぬぐいを集めているので♥

モンベルカード提示でステッカーをいただけるというので楽しみにしていたのだが、品切れだった。もうすぐ冬季小屋閉めの時期だからかな。仕方ない。

最近は山の名前や山小屋の名前が入ったステッカーも集めていて、帰宅後にマグネットシートに貼り、切り抜いて冷蔵庫に貼りつけている。毎日冷蔵庫を見るたびに目に入るのでオススメ。マグネットだから貼り場所を好きなように移動できるし。

長衛小屋のトイレ事情

長衛小屋のトイレは2024年7月から改築工事に入ったため取り壊されており、仮設トイレがたくさん設置されていた。Instagramによると2025年いっぱいは仮設らしい。

長衛小屋と言えば山小屋とは思えないほど綺麗なトイレがあるイメージだったので(←過去の動画でみた印象)、新しいトイレがどんな風になるのか楽しみ。

仮設トイレは洋式タイプ。綺麗に掃除されていた。トイレットペーパーあり。ゴミ箱に捨てる方式。テント場近くの仮設は男女共用、小屋近くの仮設は女性専用だった。(2024年10月中旬時点)

私たちのときはテント場はガラガラでトイレが混むことは全くなかったけど、良い季節&良い天気の日はぎゅうぎゅうにテントが張られるくらい混雑するらしいので、トイレ待ち行列は必至だと思う。

長衛小屋の電波事情

北沢峠~長衛小屋の辺りは全く電波なしだった。北沢峠のあたりで繋がったという話を見かけたことはあるけど、私は繋がらかったな。もし繋げたければ手段は2つ、仙丈ケ岳6合目の稜線まで登るか、「山小屋Wi-Fi」というサービスを利用するか。(甲斐駒ヶ岳は行ってないのでどの時点で繋がるか不明。)

あえてデジタルデトックスするのも良いかなと思ったけど、ペットホテルから送られてくる報告を受信したかったし、最後に見た天気予報があまり良くなかったのもあり、なるべく最新の予報を確認したかったので「山小屋Wi-Fi」を利用することにした。

●山小屋Wi-Fi
https://yamagoya-wi2.com/

これは高度約500キロ上空の通信衛星を活用し電波が届かない山奥でも機器を設置すればWi-Fiでネット接続ができるKDDIのサービスで、ここのところ導入している山小屋が一気に増えているらしい。

auユーザーは無料で利用できる。au以外のユーザーは有料。接続設定も支払い手続きも、山に入る前にするのではなく現地で山小屋に貼られたポスターを見ながらすればよいのだが、支払い手続きはネットに繋がってない段階でどうやってするんだろうと思っていたら、一旦フリーのSSIDで設定し、完了したら鍵付きSSIDで接続する流れだった。

ちょうど北沢峠~長衛小屋のあたりが事例として紹介されていた↓

ただ・・・夜中は山小屋の発電機が切られていたからなのか(女子専用仮設トイレ近くにある発電機が静かだった)、WiFi機器も電源オフ状態だったのかも。接続できなかった。発電機って爆音だもんね、そりゃ夜中は停めるよね。仕方がない。

接続できる領域は山小屋にごくごく近いところのみ。テント場は全然繋がらずだった。まあこれも仕方がない。

ちよまる情報は夕方に受信できたのでよかったけど、まだ夜が明けぬうちに登山開始したので直前でもまだ繋げられず、小屋前の掲示板に「午前は霧、午後は荒天・暴風」とシンプルに書かれた情報を頼りに微妙な判断をするしかなかったのは残念だった。

もしauユーザー以外の人が山小屋Wi-Fiを有料で利用するなら、時間帯や接続範囲を可能なら事前に確認し、自分の行動予定と照らし合わせてから契約した方が良いかなというのが私の率直な感想。

テント場での時間

13時半過ぎ、テント設営を開始。既に数張りあったけど、撤収していく人もいて、この日泊まったのは結局私たちを含めて4組、6張り。

フラットだしガイロープを抑える石がたくさん転がっていて、快適なテント場だった。

ガラガラで張り場所選び放題だったので、川近くの特等席に広々と設営。周囲はちょうど紅葉ピークで赤・橙・黄色と鮮やかだった。

設営後はとりあえずビール。

随分前から計画していたから現実にここにいることがなんだか不思議で、落ち着いているような浮ついているような、「はー、ほんとに来ちゃったねえ」と言いながらゆるゆる過ごした。

ずっと外で過ごしていたので時々パラパラッと小雨に降られたけどすぐに止むので気にせずそのまま。標高1900m超えてるんだもの。天気は変わりやすいよね。

夕方が近づくにつれだんだん寒くなってきたのでダウンパンツとソフトシェルを着用。

結局夜になるまでずっと外にいた。テント設営したらお昼寝しようと思っていたのに、こんな素敵な環境でテントに籠るのは惜しい気がしたのかも。

残り汁を捨てられないので、一人分のラーメンを作って半分こ⇒残り汁にごはんを投入して半分こ、で食べ尽くすのが我が家のテン泊夜ごはんの定番になっている。いろいろメニューを考えたりもするけど結局このパターンになっちゃう。

そうそう、ラーメンを作り始めたところでなんとOD缶が終了してしまい、慌てて小屋の売店に行ったらSOTOの小さいサイズがガス缶在庫のラスイチだった。いやー助かったーー。在庫なかったら生煮えラーメンを食べないといけないところだったー😅

いつもパッキングのときにガス残量は気にしていて、遠征テント泊のときは新品に近いものを使うようにしていたのに、今回なぜか何も考えず保管場所の一番手前に置いてあったほぼ終わりかけの缶をザックに詰め込んでいたみたい。軽いから気づくだろうに、何故なんとも思わなかったのか謎。気をつけなきゃ。

17時半、晩ごはん終了。19時には他のテントは消灯していた。私たちもテントには入ったけど、結局20時ごろに消灯し、就寝。眠いはずなのになかなか眠れなかった。

 

YAMAPに活動日記あります(1泊2日、北沢峠~長衛小屋~小仙丈ケ岳~北沢峠~長衛小屋~北沢峠の通し記録です)↓
https://yamap.com/activities/35335529

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