2024年ゴールデンウィーク前半の4/27(土)~5/2(木)、熊本・大分で登山&観光の計5泊6日の旅行をしました。
旅の2日目、いよいよこの旅一番の目的である坊がつるでのテン泊登山です。長者原登山口から雨ケ池越コースで目指しました。
スポンサーリンク
1日目はこちら↓
くじゅう連山にはたくさんの登山口があり、どこから坊がつるに向かうか散々悩んだ末、王道ルートである長者原(ちょうじゃばる)登山口からの雨ヶ池越(あまがいけごえ)コースを選択しました。
吉部(よしぶ)登山口からの最短コースやくじゅう連山の主要な山々やスポットをたくさん歩ける牧ノ戸峠登山口からのコース、北千里ヶ浜を歩ける諏蛾守越(すがもりごえ)コースなどどれも魅力的なのですが、動画を見たりYAMAPやブログを読みまくり、ほんとよく悩みました。いったい何回計画を変更しただろう。
YAMAPの記録はこちら(2日分の記録です)↓
https://yamap.com/activities/31309515
天気が良ければ2日目の下山時にどこか一座ピークハントしてから牧ノ戸峠登山口に下り、GWやミヤマキリシマの時期などハイシーズン限定のバスで長者原まで戻ろうと思っていたのですが、残念ながら2日目は朝から雨予報。しかも色々あって坊がつるに着いた時点でもうがんばれない心境になっていたので、頭の片隅にあった(けど絶対通らないだろうと思っていた)吉部登山口までの大船林道ルートで下山しました。車も通れるひたすら長い林道です。その話はまた後日。
長者原登山口から雨ヶ池まで
10時15分過ぎ、長者原登山口の駐車場に到着。ビジターセンター前の駐車場は満車。向かいのレストハウス周辺の駐車場に停めました。こちらは余裕あり。
ちなみに長者原に着く前に通った牧ノ戸峠登山口の駐車場は満車で周辺道路は路駐が激しかったです。長者原からスタートすることにしといて正解だったね。








































ご褒美天国ステージ雨ヶ池の後の地獄
快適な木道歩きのあとは、黒土のヌチャヌチャドロドロ沼ゾーンが待っていました。
そういう箇所もあるだろうと覚悟はしてたけど、ちょうど坊がつるから戻ってきた人たちがドロドロに足を取られながらヌチャヌチャと歩いているのを目撃してしまったもんだから、ついついそこを避けて歩けそうな方に進んでしまいまして・・・
これ以上進めないところまで来てこのルートじゃダメだと気づき、併走している本来のルート(黒土のヌチャヌチャドロドロ沼)に復帰しようとしてすってんころりんをやっちまいました😭
本来のルートに戻るには泥土のいかにも滑りそうな斜面を下る必要があり、斜面に足を置いた瞬間バランスを崩し制御不能状態となりズデーン・・・お尻から太股、ザックの底、ゲイターまで下半身の後ろ側の広範囲がどろんこに。手を着いたから手袋も長袖の袖口もどろんこ😢
夫はどうやって下りたのか、本来のルートにコケることなく復帰成功。私は「高さあるからジャンプ怖いなー、やっぱり元の場所まで戻って正しいルートで行こうかなー、でも時間かかるし面倒くさいなー」と葛藤の末、少しずつ小股で泥土斜面を降りようとしたのが間違いでした。急がば回れ、急いては事を仕損じる。もうまさにこれ。なんであの時引き返さなかったんだ。
どろんこ箇所はとりあえず拭けるだけ拭いてみたけど粘土質な細かな泥土が繊維にしっかり入りこんでほとんど取れず。じんわり水が浸みてきて冷たいし最悪。早く到着してトレッキングパンツも下着も着替えたい。
すっかり意気消沈して再び歩き始め、程なくして坊がつるを見下ろせる絶景ポイントに到着。









私は元々歩くのが遅い上、写真を撮るたびに立ち止まるし痛恨のどろんこ祭を開催しちゃったのでコースタイムを大幅にオーバーして16時に坊がつる到着。
テントの数が少ないのは翌朝から雨予報だからか。そういえば途中ですれ違った超ベテランな風貌のおじさまグループから「え?今から坊がつるに泊るの?」「明日雨よ?暴風よ?風速10m/sよ?」「がんばってー」と言われたけど、雨はともかく暴風は・・?そんな予報じゃないと思うのだが。しかしこのテントの数、うーん。
スポンサーリンク
とにかくまずはテント設営!(ほとんど夫がしてくれたけど)
今回もなかなか張る場所を決められず、うろうろと彷徨ってしまいました。こればっかりは経験積まないといけないんだろね。
結果的にトイレと炊事場の中間地点だけど他の人の動線上ではないから静かな場所をチョイス。なかなか良い場所だった。
設営が終わり、次はどろんこになってしまった服の着替え!寝るときにダウンパンツの下に履こうと思っていた薄手のパンツと念のために持ってきた替えの下着を持ち、テン場のトイレへ。
噂どおりオールドジャパニーズスタイルハードモードトイレだったけど仕方ない。こんな汚れた状態でテントに入って着替えたくないし。(今思えば少し離れたところにある避難小屋に行けばよかった?でも誰かが入ってくる可能性もあるか。)
オールドジャパニーズスタイルハードモードなボットンに絶対に物を落とさぬよう、疲れのせいで何度も足が攣りそうになりながら無理矢理な姿勢でなんとか着替え完了。泥の水分が中まで浸みて気持ち悪かったのですっきり。今回着替えを持っててほんとよかった。それに尽きる。
ちなみにテン場のトイレはトイペがないので持参必須です。歩いて10分くらいの法華院温泉山荘の外トイレは綺麗な温座の洋式、トイペありです。
暮れゆく坊がつるで宴














ちなみに、水はテン場の炊事場でいただきました。ここは水が豊富なので登山口からテン場まで運ぶ量が行動中に飲む分だけで良いのがいいですね。炊事場の水はそのまま飲めるけど自己責任とのことなので、念のため浄水器を通しました。
スマホの電波は、私も夫も格安系IIJmioのドコモ回線なのですがあまり良くなかったです。翌日の天気や下山ルートのことを調べたかったけど接続が不安定で困りました。格安系じゃなかったら問題ないのかな。
スポンサーリンク
雲の切れ間にちらっと星が見え、キジの鳴き声が響く坊がつるの夜。
日が落ちるともっと寒くなるかと思ってたけど結局あまり気温は下がらず、持ってきた防寒グッズはほとんど使わなかった。シュラフには入らず、掛け布団状態で使用。
翌日の雨予報のことや色々気になって横になってもなかなか落ちつかず、眠りについたのは22時半頃でした。
翌日↓
法華院温泉山荘
http://hokkein.co.jp/