nonbiri nohohon

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中央アルプスの木曽駒ケ岳でテント泊登山デビュー(1日目)
Date:
2022.9.16(金)~17(土)
Place:
木曽駒ケ岳(長野県/標高2,956m)

9月中旬頃、日本百名山のひとつであり中央アルプスの最高峰でもある木曽駒ヶ岳で初めてのテント泊登山をしてきました。

運が良いことに2日ともお天気最高。とても快適なテント泊登山デビューができちゃいました。

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木曽駒ケ岳へはオーソドックスかつ初心者向けなコースで行きました。

YAMAP / 千畳敷〜木曽駒ヶ岳コース

https://yamap.com/model-courses/131

マイカー規制のため千畳敷へは自家用車では行けず、菅の台バスセンターの駐車場などに車を置き、バスとロープウェイを乗り継いで行くことになります。標高2,612mの千畳敷まで自力で行かなくて済むので木曽駒ケ岳はテン泊登山初心者向けなのです。実際10kg超のテン泊装備を背負って長距離歩くのは初心者にはキツイし危険。

駒ヶ岳ロープウェイ / 交通アクセス

https://www.chuo-alps.com/access/

千畳敷は一般の観光客もたくさん訪れる超有名観光地なので、高山植物のお花畑が広がる夏山シーズンや紅葉で色づく秋山シーズンの休日はバス&ロープウェイに乗るために往路も復路も数時間待ちになるんだとか。

遠方から行く私たちにとって登山以外のところで何時間もロスがあるのは厳しいので、お花畑も紅葉もない中途半端な9月中旬、しかも平日金曜日から行くという日程で挑みました。

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登山口に辿り着くまでの話(備忘録)

備忘録です。文章多めです。

岡山出発は前日15日の夕方17時頃。宝塚北SAで晩ごはんとちよまる(わんこ)の散歩。その後は多賀SA、養老SA、恵那峡SAで少しずつ休憩を挟みつつ、16日の0時過ぎに長野県駒ケ根市の駒ケ岳SA到着。

駒ケ岳SAの駐車場はほぼ満車で長距離トラックもいるけど登山客がほとんど?早朝出発に備えて仮眠をとってるっぽい県外ナンバーが多かったし、SAのトイレや売店で見かけた人たちは登山服姿の人ばかり。

ここで仮眠をとるということは中央アルプスか南アルプスに登るんだろうか。

私たちも仮眠をとるため早速シートを倒して寝に入ります。

しかし、、、眠れない。トラックのアイドリングがやたらうるさくて眠れない。他に空いてるスペースがなくトラックの隣に停めるしかなかったのは痛恨。直に音が聞こえてくるのだ。普通車はほとんどエンジンを切ってたみたいだけど、トラックって切らないもんなのかな。しかも思ったより気温が高くて暑いから窓を閉めることも出来ない(窓は虫対策で網戸仕様)。

今思えばテン泊用に耳栓を持っていたのになぜそれを思い出さなかったのか。ほんとそれが悔やまれる。SAで仮眠する時は耳栓絶対必要だ。絶対必要!

結局ほぼ一睡もしないまま迎えた朝4時、行動開始。夫は少し眠れたようです。長距離運転してくれたし疲れてたんだろうな。

ちよまるを預けたペットホテルのこと(備忘録)

まだ真っ暗な4時過ぎに駒ケ岳SAを出発し、まずはちよまるを預けるペットホテルへGO。

残念ながら木曽駒ケ岳はペットNGなのです。

今回は早朝でも預かってくれる(もちろん要別料金)ペットホテル「森のおうち」さんにお願いしました。菅の台バスセンターから車で20分程のところにあります。

早朝にホテルに行くと他の預りわんこたちが起きて興奮しちゃうからと近くのコンビニで待ち合わせをして預けました。

ペットホテルを利用するときはいつもちょっと後ろめたいし心配で仕方ないんだけど、ちよまるくん、まるで自宅にいるかのようにペットホテル生活を謳歌したようです。今回も心配無用でした。

逐一送られてくるLINEは伸び伸びと楽しそうに過ごす写真がいっぱい!いつもどおりヘソ天で堂々と寝ている写真とか。ホテルの方もその寛ぎっぷりに驚いていました。いやはや、どこでも緊張せず過ごせるわんこでほんと助かるよ。

ちよまるの個性に合わせて臨機応変に対処してくださったり、散歩もたっぷりしてくださったようです。LINEで逐一様子を知らせてもらえたのでとても安心できました。(テント場は電波が悪く、稜線に出たときだけ受信できたのでリアルタイムでは見られなかったけど。)

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バス・ロープウェイで千畳敷登山口まで

5時過ぎに菅の台バスセンターに到着。既に駐車場は埋まりつつあり、チケット売り場・バス乗り場はどちらも長い列。平日なのに恐るべし。

デュオやグループで来ている人はチケット購入とバス乗り場それぞれ分担して並べるから効率いいけどソロの人はどうするんだろうと思っていたら、皆さんバス乗り場列に荷物を置いてチケット購入列に並んでいたようです。なので私もバス乗り場の列に荷物を置いてトイレに行ったりその辺をぷらぷら。何の根拠もないけど盗まれたりはしないだろうと信じて。

この日は結局6時45分からのチケット販売が少し前倒しになり、バスも臨時便が出ていました。平日だけど休前日なのでいつもより多かったのかも。

菅の台からロープウェイ乗り場のしらび平までは激しいヘアピンカーブの連続です。こんな道を何度も往復しているバスの運転手さん、すごい。

車酔いしやすい体質なので、事前に酔い止め薬を飲んでおいて正解でした。

バスに乗りこむ時、中でザックを降ろしたり持ち直したりするとスムーズにみんなが乗れないからと背負わずに前に抱えて乗るよう言われます。そして、テン泊装備のでっかいザックだと狭い座席にギュウギュウな状態で抱きかかえて座ることになり、前方はほぼ見えないし身動き一つ取れなくなります。よく車酔いしないためには遠くの景色を見るといいとかタイヤ上の席は避けたほうがいいとか言われるけれど、バスが到着したらとにかくどんどん乗り込んで早く座らなければいけない空気が漂っているので、並び順が先頭付近の人以外は好きな席を選ぶ余裕なんてない可能性が高いです。私たちも最後尾の座席でしかも窓際に座れず、酔う条件が揃った状態に。もし酔い止めを飲んでいなかったら・・・。

駒ケ岳ロープウェイは短時間で一気に標高2600m超まで上がるので高山病になりやすいらしく、確かにロープウェイを降りると頭が痛いし違和感ありました。順応するまで休んだ方がいいというので駅の周りでのんびりしてから出発したけど結局頭痛はとれぬまま。酔い止め薬は高山病が軽くなるという話もあるけど効果のほどはよくわからないな。飲んでいなかったらもっと酷かったかもしれない。

千畳敷カールのカールとは氷河の侵食によりできた半椀状の地形のこと。かっこいいなー。かっこいいけど、壁だなー。

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千畳敷登山口から頂上山荘のテント場までで1日目は終了

ここだけは頑張って登らないといけないのは覚悟の上なので、カールの上まで続く壁のような八丁坂をなんとか登り切りました。一応つづら折りだし階段っぽくしてあるので、頑張れば登れないことはない坂です。一歩一歩ゆっくりと休憩多めで。コースタイムの2倍?3倍?かかったかもしれないけど、気にしない。

しかし、ザックの重さ、季節外れの暑さ、たぶん高山病の頭痛、そして寝不足。今思えばあんなフラフラな状態で良く登ったなと思うくらいしんどかったです。

中岳の下り中はとにかく早くテント張って眠りたい。そんな感じでした。お昼を食べてないからお腹は空いていたけど、とにかく眠い。眠りたい。

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木曽駒ケ岳頂上山荘のテント場で過ごした時間

中岳の山頂でまだ余裕があると思っていたテント場は、受付で使用料(一人一泊2,000円)を払い終わったタイミングでもうほとんど埋まってて、テンション下がりながら張る場所探しで彷徨う羽目に。

我が家は「トレックライズ2w」という2〜3人用テントなので山荘付近には張れる場所が少なく(山荘付近はソロ用のスペースが多い)、ちょっと下ったところになるのは仕方ないとして良さげな場所はたぶんラスト1箇所だけ。もう少し遅かったら岩がゴロゴロしてたり斜度きつめなところになるところでした。

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超軽量3シーズンテント、両入口モデル

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もうこの辺の記憶は眠すぎて曖昧だけど、なんとか設営し、やっと横になって1,2時間ほど寝ただろうか。天気良すぎてテント内はまるで温室。すぐ横で宴会を始めたおじちゃんたちから丸見えなのも気にせず、入口全開で風を入れながらとにかく寝てました。おかげで体力はちょっと回復。

予想外の暑さで飲み物が無くなってきたので、とりあえず山荘で何か買おうと思ったら売店の昼の部はもう終了、夕方まで買えないことが判明してガックリ。事前調査不足。

ただ、テント場使用者は水場を自由に使えるので、最悪これを飲めばいいかとウォーターキャリーに水を汲んで浄水器で濾してペットボトルに補充しました。初の携帯浄水器使用。買っておいて良かった。浄水したお水、普通に飲めました。

↓ 浄水器&ウォーターキャリー1.5Lと900mlを使用。要らなくなったら小さく畳めるので便利。ウォーターキャリーはマイナス20℃までOKなので、氷を作って保冷剤代わりに持って行き、溶かした水を使うこともできる。

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こんな山の上で水を自由に使えるなんて、重い水を背負って登らなくて良いなんて、ほんとありがたい。水だけじゃなく、山の上で不自由なくトイレが使えることも非常にありがたい。山の上だと何でもありがたく感じてしまう。

結局お昼ごはんを食べ損ねてしまったので暮れ行く景色を眺めながら早めの晩ごはんにしました。とにかく軽量で常温OK、そして腹持ちが良いことを最優先したメニューです。山ごはんタイムを優雅に楽しむ余裕はテン泊登山初心者にはない。

結局この日はすぐそこにある木曽駒ケ岳には登らず。

夜になって少し風が強くなり、気温が下がってきたのでダウンを羽織って防寒。それでもここ数日の気温より高かったようです。すこぶる快適じゃないか。事前にyoutubeの木曽駒テン泊動画を見まくったら7,8割が悪天候に見舞われ大変そうだったのに、拍子抜け。

翌朝3時に起きてコンディションが良ければ木曽駒ケ岳にご来光登山をするつもりで早めに就寝。周りも同じくらいの時間に寝始めたようです。噂に聞いていた通り、山の上の夜は早い。

つづきはこちら↓

中央アルプスの木曽駒ケ岳でテント泊登山デビュー(2日目)

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